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お客様の声に合わせて会社を作り替えていく

こんにちは。

 

サンタユーザーの廣瀬喜朗です。

 

 

今週も先週に引き続き、

佐藤先生の指導で会社利益を

1年で141倍にした時の

お話をさせていただきます。

 

 

前回は、父親から畳店を受け継ぐところまでを

お話しさせていただきました。

 

 

佐藤先生に出会うまでは、

世の中で一番信用できないのはお前だ!

と言っていた父親に、

お前に任せたと言って代を受け継ぐこと自体が、

私にとってすでに奇跡でしたが、

翌月からは思ってもみない展開になって行きます。

 

 

私が社長になった年には、

ちょうど民主党政権が、

リーマンショックで派遣切りになった人たちに、

野宿させないように公共の部屋を開放する

施策を打ち出していました。

 

 

うちの畳屋は、公共住宅に強く、創業のころから

かなりの数の仕事をしてきていました。

 

 

公共住宅は、退去するときに畳の修繕費用を、

退去者が支払い、次の入居者が決まると工事を

する仕組みでした。

 

空室もかなり多く、何年も前から

ずっと空き家の所がたくさんあります。

 

 

そんな空き家を、政府は解放しようというのです。

 

 

ここで思わぬ問題が発生しました。

 

 

何年も前に修繕費用を受け取っているため、

今回の工事ではお金は当然発生しません。

 

つまり、一気に大量の仕事が舞い込みましたが

1円ももらえないのです。

 

おまけに一気に大量の仕事が出たため、

人手が足りず、仕事の大半を協力業者に依頼する

こととなり、材料費と工賃の支払いが

恐ろしいこととなってしまい、社長就任の翌月、

1月の支払いができないことがわかりました。

 

就任早々、倒産の危機を迎えたのでした。

 

 

このころ、私が毎日毎日

聞き続けていたCDがありました。

 

それは、佐藤先生の

「究極の経営セミナー」の音源です。

 

 

このCDの中で、佐藤先生は、

「会社はお客様に合わせて作り替えていく」

「社長はお客様の声を聴きに行く」

と言っています。

 

 

お客様が何を求めているのか?

その声を聴かなければ!

 

そう思いました。

 

 

お客様の声に合わせて会社を作り替えていく

 

 

たったこれだけのこと。

しかし、圧倒的に難しいことだと思います。

 

しかし、来月倒産する私には、

難しいなんて言っている余裕はありません。

 

きっと来月という期日がなければ、

発想が中途半端になったのだと思います。

 

畳屋としてお客様のお役にたつんだ!

という発想ではなく、

 

 

ただただお客様の声を聴き、

そこに合わせていこう。

という意識に変わったのです。

 

 

そこには、畳屋としてではなく、

縁あるお客様に、人としてお役に立とうという思い、

もしもお客様が、「嫁さんが欲しい」と言われれば、

お嫁さんを探して来よう!と思いました。

 

 

この1か月間で、例えば100人に会えたとして、、

いったい何人の畳を必要とする人がいるだろう?

 

しかし、100人に会い、

それぞれの欲求を聞いたなら

それに合わせたらいけるぞ!

 

そんな気がしていました。

 

 

今週はここまで。

 

 

次回は実際に営業した時のお話しについて

お話しさせてください。

 

 

それではまた来週。

 

 

今日もお読みいただき

ありがとうございました。