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「無限のセールス」との出会い(2)

こんにちは。

日曜担当の牧主暢子です。

どうぞ宜しくお願いします。

 

 

前回は、投資用マンションの営業に転職して、

丸三ヵ月全く売れない、、、

 

というところまでお伝えしました。

 

 

実は、

同業他社での経験があった私は、

不安よりも自信がありました。

 

更に、2003年という時代は

不動産市場としては、

とても恵まれている状況でした。

 

金融機関の金利も安い。

新築マンションの価格も割安。

不動産を購入する上ではとても良い時期、

数ある投資商品の中でも

安定している商品でした。

 

不動産の売り方も分かっていたので、

採用さえしてくれれば自分でも

即戦力になれる、そして何よりも、

息子の将来を思い、しっかりと稼ぎたい、

稼げる仕事と信じて疑っていませんでした。

 

 

会社は当時、売買事業部を

立ち上げたばかりの時期でした。

 

当然、経験者で戦力になるであろう

ということを期待しての採用でしたが、

 

それなのに一件も売れない。

それどころか、未経験で入社した同僚が

売り上げを上げている姿を見ると、

流石に焦りを通り越して、

『もう辞めよう』かなという思いが

湧き上がり始めた時期でもありました…。

 

 

ある時、日経新聞に某靴ブランドメーカーで

働く女性の記事が目に留まりました。

 

売り上げがナンバー1。その女性が

どのようにしてお客様へ販売しているのか、

ということが事細かに書いてある記事でした。

 

その記事を読んだ時、

人生で初めて、営業に関する本を読もうと

いう気になったことを

今でもとても覚えています。

 

そういう経緯のもと、

休みの日、近所の本屋に立ち寄ったのでした。

 

新刊が立ち並ぶ書棚を見ていた時、

何気なく目に留まった本が、

佐藤先生の『無限のセールス』でした。

 

読み始めて、

夢中で一気に半分近く読みました。

パタっと閉じて、これ、買おうかな、

と思い、表紙を見た時、

一瞬、我が目を疑いました。

 

 

本の帯には

『これはセールスの本ではありません』との文字。

 

『???』頭の中は、クエスチョンだらけです。

 

 

『私は、セールスのことで悩んでいるのに、

 セールの本じゃないって!!何コレ』

 

ふと、我に返った時、息子のスイミングの

レッスンの終了時間が迫っていることに

気が付きました。

 

『迎えに行かないと!!』

 

本を書棚に戻し、慌てて書店を出て

スイミングスクールへ急ぎました。

 

今、思えば、紛れもなく、

私がサンタと出会った瞬間でした。

 

その日、本は買わなかった私ですが、

その後、どういう状況で本を買うことになったのか?

 

続きは、また、来週。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。