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諦めの悪さの根本原因(4)

みなさんこんにちは!

サンタ営業講師の得能(とくの)です。

 

今日もお読みいただき

ありがとうございます。

 

成功するには

決断力と諦めの悪さが必要です。

(佐藤先生より) 

 

親元にいたころ、

親との関わりをきっかけに

自分は認められてないと思い

心が次第に閉鎖的になって

どんどん自分の世界に没頭していきます。

 

ですが、それこそが今の自分に

生かされてると思います。

 

あれでよかったと。

 

前回は高校2年の頃まで話しました。

 

走ることが得意な少年は

ひたむきに練習を積み重ね、

400M走ではとうとう石川県で

トップレベルになりました。

 

大好きな短距離走でトレーニングを

頑張って結果を出し、人から認められる。

こんな楽しいことはありません。

 

自分が認められる唯一はこれなんだ。

 

ここが自分の居場所なんだ。

 

しかし、それは一瞬の歓びでした。

 

 

練習中に何かを踏み外しケガをしてしまいます。

高2の夏です。

 

最初はちょっとした捻挫だったんですが

慢性化し、治すのは困難になりました。

 

針治療など保険適用外の治療まで手を出し

母に治療代を無心しました。

 

あるとき

「もうお金出せない。」と。

兄弟が3人もいます。

 

家計を圧迫し、治療を継続しようにも続けられない。

 

そこまで来たとき、

もう終わった。

自分の居場所すらなくなった。

 

 

自分にはなにもない。

 

 

自分の部屋の壁を拳で殴り

泣き崩れました。

 

壁はベニアみたいに薄く、

穴があき、さらに落ち込みました。

 

高校の全国インターハイまで

あと8カ月というところで

残りの日数をどう過ごすか?

 

少し痛みの残る。

でも走れないというわけでない。

 

不完全な状態で治療を止めて

練習に戻ることを決断しました。

 

そして種目を100Mと4×100Mリレーに変更し

インターハイを目指すこと。

 

 

どうしても諦められないんですね。

大好きなスポーツであるがゆえに続けたい。

 

走り続けることを選択し

高3の春を迎えます。

 

インターハイ県予選がやってきました。

 

(つづく)