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心の開拓

日曜日メルマガ担当の牧主暢子です。

先週は、佐藤先生の無限のセールスを
読んだ時の心の変化について、
書きました。

今週は先週、
少し触れました、『心の開拓』について、
現実の世界で体験したことを
書いてみたいと思います。

無料で戴いたCDの中のお話で、
佐藤先生が言う、
『街を開拓するのではなく
貴方の心の開拓をする』という
言葉を聴き、とても衝撃を受けました。

ただ、初めて聴いた時は、
単純に自分の心を開拓すれば、
見込み客を無限に開拓が出来る。

街という外では無くて、
自分へ意識を向けるという発想。

その表現が新鮮かつ衝撃であり
印象に残ったのだと思います。

ですが、今、改めて思うと、
『心の開拓』という言葉は、
もっと深い意味があるように感じます。

当時の私は、そこまで、
深く捉えていたわけではありませんが、
現実の世界で、
『無限のセール』を、読んでいて良かった!!と
いう場面に遭遇することになりました。

2003年9月9日(火)17時。
都内某所。

一度、お会いしたお客様と二度目の商談の為、
その方の勤務先に行きました。

約束の時間になったので
受付ロビーから連絡をしたところ、
そのお客様はとても不愛想な感じで
電話口に出て来られました。

『あーー、今日、すいません、
実は歯が痛いたので歯医者に
行きたいのでもう帰ります』と、
仰いました。

いきなり唐突に、
しかも明らかに不機嫌、
不愛想な感じです。

その上、俗に言うドタキャンです。

一瞬、自分の心が、
イラっと反応するのがよく分かりました。

夕方の商談は、保育園児を抱える私にとっては、
ありとあらゆる段取りをして臨んでいるので、
恐らく、そういう自己の都合も含めて色々な
感情が出たのだと思います。

普段なら、
絶対にそのようなことは思わないのに、
心の中で、『何、それ、ドタンキャン?』という
思いが巡りました。

『初対面なら兎も角、
名刺交換して連絡先を知っているのだから、
事前に連絡出来たのに……』
心の中は、私の都合の思いで一杯でした。

そして、こともあろうに、
『歯医者なんて実はウソなんじゃないか?』という、
今、こうして書いていても、どれだけ自分勝手な思いと、
疑心暗鬼な心が出ていた事がよく分かります。

ですが、『無限のセールス』を、
時間があれば読み返していた私は
何となく本に書いてあることに意識が向き、
もしも、あの本に書いてある事を実践するとどうなのか……?

ほんの少し意識を向けただけですが、
次の瞬間、私は、ひと呼吸をして、

「大丈夫ですか?それは、
大変ですね。それでは改めて別の日にしましょう、
どうぞお大事になさって下さい」と、
言葉を発していました。

ただ、そう言いながらも、
同行してくれた上司には、
「アポイント、流れました。
歯が痛いとかで歯医者に行くと言ってます」
まるで、ドタキャンされたと言わんばかりの
勢いでの報告だったと思います。

上司も、私を通してそのお客様の
話を聞いているので、
すっかり嘘が前提という事になりました。

もしも、帰るのなら、
その方も帰宅の為に今いる
場所の出口を通るであろうと……。

何とも失礼な話ですが、
少し待ってみようという流れになりました。

暫くするとそのお客様は
エスカレータから降りて来る姿が見えました。

遠目に見える姿は、
明らかに頬を手で押さえて
辛そうな表情をしていました。

思わず無言で
上司と顔を見合わせました。

「本当だったですね」そう言いながら、
疑った自分が心底、恥ずかしくなりました。

と、同時に申し訳ない気持ちになりました。

もしかしたら、
痛い思いをしながら私が到着して
連絡が来るのを待っていたのかもしれません。

もしもあの時、感情に任せて言葉を発していたら?

ドタンキャンされた事に、
遠回しでも若干の文句の一つでも
口走った可能性もあります。

また、勝手に嘘だと決めつけて、
次なる連絡も何となく勝手な思い込みを入れて、
連絡をしたり……。

想像しただけでも今でも冷や汗が出そうです。

『いやーーー危なかった……、
あれ、本に書いてあることはこういう事なのか?』

『無限のセールス』へ、
意識を向けた結果、発した言葉であり、
その上で経験した事だったので、
今でも、お客様の辛そうな姿は
当時の心情と共に鮮明に記憶に残っています。

後日、お客様へ連絡をしました。
まず、歯の状態について尋ねました。

逆にお客様は、
前回、お会い出来なかったことについて、
お詫びして下さいました。

その後、きちんと時間を設けて下さいました。
そしてお客様は私から
マンションを買って下さったのです。

一戸は、住まい目的でお薦めしました。
社宅住まいだったお客様は、
実は勤務先の既定上、
年齢制限があって何れ
退去する必要性がありました。

当時、販売していたマンションが
勤務地から近いという事も重なって即決でした。

同時に立地が異なる場所に純粋な投資用として一戸。
そして、その後、もう一戸。
全部で三戸購入して下さいました。

あの当時、急に、『無限のセール』に、
意識が向き、
自分から湧き上がったマイナスな心を、
意識的に心のハンドルを切り替えることが
出来たお蔭です。

その結果、私自身のサンタの心、
真我の心(本当の自分)へ
焦点を合わせることが出来たのです。

だからこそお客様はマンションを
三戸も買って下さったのだと思います。

今、私自身は、佐藤先生が言う
『心の開拓』とは、
単にお客様が増えるという
テクニックの話ではなく、
まずは、自分自身の心を浄化することが
最大の目的であり、
そして、全ての人が持っている、
素晴らしいサンタの心で、
何時、如何なる時も、
お客様に対峙出来るようにする為、
もっとも大切な事だと。
そのように捉えています。

最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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コメント: 1
  • #1

    家田育代 (木曜日, 04 4月 2019 23:42)

    いつもありがとうございます。
    今、読ませて頂き、何故か、涙が溢れてきました。
    とても素晴らしい内容の
    お話で、心が浄化されました。