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断りからの購入

おはようございます。

日曜日メルマガ担当の

牧主暢子です。

 

先週は、

無限のセールスを再読した

きっかけの時のことを書きました。

 

その後、

私は、大量に佐藤先生の

著書を読み漁る事になるのですが

何故、再読しただけで、

大量に本を読み漁るような

状況になったのか?

 

それは、

当時、ある出来事を経験したことが紛れもなく、

大きく起因していると思っています。

 

今週は、

その出来事について書きたいと思います。

 

以前、

メルマガにも書きましたが、

初めて、本を買った日に、

多忙を極める方とアポイントが取れ、

とんとん拍子に二戸購入

至った方が居らっしゃったその方に、

その後、三戸目の提案をしていました。

 

ご本人は、

とても前向きに検討をされていました。

 

多忙な立場でしたので、

ある程度、話しが、

まとまりかけた時に、

購入時に必要になる公的書類の

取得を私に委任して下さいました。

 

ご本人の意思で委任状をお書きになり

印鑑カードまで預けられたのです。

 

この事実が、

どれだけ前向きになられているかという事が、

ご理解、頂けると思います。

 

ですが、

当時、色々な要因が重なり当初、

融資を受ける予定の金融機関とは、

異なる金融機関に変更せざる

負えない状況になりました。

 

仕切り直しをするという事は、

ある意味、

お客様が最も購買意欲が

高まっているタイミングを、

営業の立場からあえて

止めてしまう事と同じです。

 

当時の手帳を見ると、

2004年1月31日(土) S様 ご来社と

記してあります。 

ご来社後、先ずは、

当初提案していた内容から、

最終的に提案する内容の

説明をしました。

 

案の定、

気持ちが冷めているのが

手に取るように分かりました。

 

お客様からすれば当然の事です。

 

印鑑カードまで預けたという事は、

本来であれば、

1月中に決済が済んでいて然るべきです。

 

それが、

金融機関が変わって条件が

良くなるならまだしも金利に関しては、

当時、

会社が提携していた金融機関の中では、

一番、金利が高く、

ある意味、最悪な展開です……。

 

 

「別に無理しても今、

無理に買わなくてもいいんじゃないかなぁ……。

それに不動産ばかりに、

投資を集中しなくてもいいのでは

無いかと思っています」

 

ハッキリと仰ったのです。

 

同席していた上司が、

色々とお話になりました。

 

そして、その上司が、

その断りに対応する為に、

営業責任者への、報告と相談の為、

慌ただしく、応接室を出られました。

 

私は、

その間、一人で対応していました。

 

随分前の事なので、

具体的な内容までは

あまり覚えていないのですが、

何か、

特別なことをお話しをする事は

ありませんでした。

 

ただ、

当時鮮明に覚えていた事は、

金融機関との兼ね合いがあるとはいえ、

こちら側の都合で長い間、

印鑑カードを、お預かりしてしまい、

その上、このような状況に

なってしまった事について

申し訳ないなという思いでした。

 

誤解の無いように、

申し上げますが、

個人的に預かることはしていませんし、

会社として、預かり証を発行し、

その間、会社の金庫に保管していました。

 

ただ、

そこまでして信頼して、

下さっているのに申し訳ないと

いう思いが出ていました。

 

今回の件は、

最後は、お客様自身が決める事であって、

間違っても、こちらから、

この条件をで飲んで欲しいなどと

お願いする事案ではありません。

 

そのように思って、

ただ、ただ、お客様自身が

納得出来る答えを出して欲しいと、

そのことを思って対応していました。

 

上司の居ない応接室で、

条件が悪くなった試算書を見ながら、

お客様は当時のガラケーの計算器機能を使い

試算書の確認も含め計算し始めました。

 

真剣かつもの凄いスピードで

計算をしていました。

 

今、

思い返しても、

スマホやタブレットの無い時代、

減価償却費の計算を含め、

細かい計算をガラケーを

駆使して計算していたわけです。

 

お客様がいかに

真剣だったという事が分かります。

 

その間は、

こちらは、何かを話すことは

一切ありませんでした。

 

ただ、

お客様自身が

最善の答をだすべきだと思っていました。

 

応接室に、

携帯のボタン音だけが響き渡る中、

一通りの計算を終えたお客様は一言。

 

「今、この金額を銀行に預けても、

この利息は付かないですね」と、仰い、

 

お客様自身で購入をすると

いう答を導き出したのです。

 

ご来社した時とは違って、

表情も少し笑顔が見えました。

 

結論が出て間もなく、

その間、退室していた上司が

応接室に戻って来ました。

 

購入を辞めると仰っていたところから、

一転、購入という意思に

変わっているお客様を見て、

当然、驚かれました。

 

明らかに、

私の方を見て、

『何があったのか?』

という表情が見て取れました。

 

私は、

『無限のセールス』に書いてある、

『断わりの奥にある真意』に、フォーカスを、

するという事。

 

さらに、

一人、応接室の中で、

お客様と対峙する中、

言葉以上に、

自分の意識がそのまま、

お客様に通じるという事を

実体験として経験したのでした。

 

当時、

CDを請求した関係で、

定期的に案内DMが手元に届いていました。

 

その資料の中には、

真我開発講座を受講した際の

体験談集と共に、佐藤康行の書籍の、

一欄がありました。

 

初めて、

『無限のセールス』を読んだ時から、

その中に書いてある、

真我、(しんが)真我(しんが)、

という言葉の意味を知りたかった私は、

 

 

断わりから

購入に至る一連の流れを経験した事で、

私は、

より、一層、『真我』が、知りたい!!と、

いう欲求が高まったのだと思います。

 

改めて、

手元にある体験談、書籍の一覧のタイトルを見て、

『コレ、コレ、コレも』

と、インスピレーションで、

かなりの書籍を買いました。

 

中には、

今でいうところのDVD、

ビデオの商材もありました。

 

もしかしたら、

このビデオを買えば、

『真我』のことが分かるかもしれない。

 

こうして

複数のビデオと

大量の書籍を読み漁りながら、

私の真我を求め始める日々が

スタートすることになるのでした。

 

最後まで、

お読みいただきありがとうございます。