· 

みんな愛する仲間たち

いつもありがとうございます。

YSコンサルタント佐藤鮎子です。

 

先日、息子(4歳)と電車に乗っていると、

息子の隣の老夫婦がニコニコ笑顔で

息子を見ていました。

 

その旦那さまは

「ごめんなさいね。

 こういう小さな子を見ると、

 ついつい見てしまって。

 私たちは男の子3人を育てて、

 もうみんな成人しているんだけど、

 こんなに小さい頃もあったなって。

 あの頃は無我夢中で子育てしていたからね。

 懐かしくなって、

 つい見てしまって、すみません」

と、おっしゃいました。

 

私は「いえいえ、お気になさらず大丈夫ですよ。

 お声掛けいただいてありがとうございます。」と

返事をしました。

 

息子がおもちゃのレゴブロックの

パンフレットを眺めていると、

その旦那さまが

「お兄ちゃん(息子のこと)は

どのレゴブロックが好きなんだい?」

と聞いていました。

 

息子は

「消防車が好き!」と答えると、

旦那様は

「そうかあ、おじいちゃんの

 子どもたちも消防車が好きでね。

 もう子供っていってもおっさんなんだけど(笑)、

 息子たちの喜ぶ顔が嬉しくてね。

 消防車やパトカー、ヘリコプター

 たくさん作ったもんだよ」

と目を細めていました。

 

奥様が

「あんた、さっきからしゃべってばかりじゃない!

 この坊やはそのパンフレットを

 読んでいるんだから邪魔しないの!」と、

突っ込まれていました。

 

私はこの旦那さまのいう

「レゴブロック」という単語の中に、

この旦那様の息子さんたちに

対する無限の愛を感じ、

とてもあたたかな気持ちになりました。

 

「レゴブロック」という言葉の中に、

その方の子育ての歴史が

ビッシリと詰まっているように感じたのです。

 

帰り際、

この老夫婦は大きな買い物袋を

ゴソゴソとあさりながら、

「こんなものしかなくて申し訳ない!

 今日はお兄ちゃん(息子のこと)に

 会えてとても嬉しかった。

 これもらってください」と、

物産展で購入したという

クッキとジュースを差し出されました。

 

私が「そんなお気を使わせてすみません」と、

言うと、

「いいから、いいから、受け取って!

 楽しい時間をありがとう!」

とおっしゃりながら、

去って行かれました。

 

帰宅し、夫に、

お菓子とジュースを頂いたと話すと、

夫は

「見ず知らずの他人にお菓子やジュースもらって、

 それ本当に大丈夫?なんか変なもの入ってない?」

と言うので私はこの老夫婦がどれだけ息子さんたちを

愛情込めて育ててきたのか、切々と夫に説きました。

 

すると夫は

「そこまで言うのなら食べてもいいんじゃない」と

言っていました。

 

佐藤先生は「協力者と言うより、

みんな愛する仲間たち」とおっしゃいます。

 

今、世の中では信じ難いような事件や事故が

連日のように報道されています。

 

知らない人たちは

自分を傷つける危険な存在であると

煽っているように感じます。

敵と味方を鮮明に分けるような風潮に感じます。

 

だからこそ、

みんな愛する仲間たちという前提で考える

佐藤先生の発想が世の中を

どれだけ明るく良くしていくのか

思わずにはいられません。

 

まずは足元から、

実践してまいりたいと思います。

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。