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経理の吉田さん

みなさんこんにちは!

 

サンタ営業の得能です。

 

今日もお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

先週から

 

26年前の過去の話

 

1994年のサラリーマンだった頃の

 

話を書いてます。

 

 

 

あのとき

 

福井県の片田舎で

 

ゴルフ場勤務してたころ、とても退屈してました。

 

そこからの米国カリフォルニア州への転勤です。

 

当時は独身で

 

何も躊躇することなく

 

英語が不得意で、しかも

 

まったくの未経験である

 

経理マネージャー候補ということで

 

無謀にも断らず、転勤したのは前回お伝えしました。

 

 

 

さあ

 

カリフォルニアです。

 

あの映画のハリウッドスターがいっぱいいる

 

ロサンゼルスです。

 

 

 

空港に着くと

 

現地駐在員の吉田さんがいました。

 

実は今回の転勤はもう1人、1年後輩の

 

山田君も一緒だったんですね。

 

2人で東京からロスへと飛んだわけです。

 

 

 

 

 

「やあ、いらっしゃい。」

 

「今からロスの本社に案内するよ。」

 

 

 

吉田さんは私の上司として

 

さまざま面倒みてくれることになります。

 

仕事をする前に

 

生活のこと、住居や銀行口座開設や

 

電話、部屋のケーブルテレビの手続きなど

 

なにせ異文化ですから

 

何もわからないのですね。

 

 

 

実はこの吉田さん

 

これまで生きてきて初めてのタイプでした。

 

高圧的で自己主張が強い

 

キツネ目で野菜嫌い

 

野菜嫌いを自己主張してくる変わり者

 

専門学校卒で学歴コンプレックスありでしたが

 

会社の経理業務に精通している。

 

おれは自分の力でここまで来たんだ。

 

とまた自己主張

 

駐在員経験が長いから

 

英語も、まあ発音悪いけどできる。

 

経理やってるから非常に細かくて

 

人の行動に何かと細かくダメ出しする

 

 

 

昔出会った上司を今思い出しながら

 

書きましたが、

 

良く言えば、個性的

 

悪く言えば価値観の塊で

 

人を認めようとしない。

 

 

 

吉田さんとの出会いで

 

私はどんどん自信を無くしていきます。

 

仕事どころか言葉もしゃべれない、

 

赤ん坊同然の私は

 

さっそく人格否定され

 

1か月もしないうちに

 

日本に帰りたくなります。

 

 

 

「こんなはずじゃなかった。」

 

一緒に転勤した

 

山田君とため息をつき

 

 

 

私はどんどん落ち込んでいきます。

 

「はぁ、日本に帰りたい・・・・・・。」

 

 

 

(つづく)