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私も売りたいです!!

おはようございます。

日曜日のメルマガ担当の牧主暢子です。

 

先週は佐藤先生の

著書を大量購入にするに

至った事の中で、

もっとも大きく起因している

出来事についてお伝えさせて頂きました。

 

正直、随分前の事なので、

2004年の何時ぐらいの時期に、

本を大量に購入したのかは

定かではありません。

 

しかし、

その前後、私の身に起こる出来事は、

今、振り返っても、

やはり佐藤先生の著書の影響である事は、

間違いないように思います。

 

今週も、サンタ営業を通して、

現実の世界で見せられた、

出来事について書かせて

いただきたいと思います。

 

それは、

人の商談を通して経験した事です。

 

その経験は、

後にサンタ営業を本格的に実践した中でも、

私にとっては、

とても印象深い出来事の一つです。

 

ある時、

後輩の女性のアポイントの時間と

同じ課のアポイントが重なり、

上司である課長が同行する事が

出来ないという事がありました。

 

基本、

アポイントが重なると

上司の采配で優先順位が決まります。

 

課長は他の

アポイントに同行する事が決まり、

その時点で、

彼女のアポイントには誰が行くのか?

という話しになりました。

 

何人かの候補が挙がる中、

結果的に課長からの指示で、

私が同行する事になりました。

 

2004年3月25日(木)17時、A様。

 

既にそのお客様は一回目の

商談が済んでいる方でした。

 

実は、

再訪から商談に入ると

いうのはとても気を遣います。

 

話しが進んでいるところに

途中から入り込むわけですから、

前回まで、どういう話しをしていたのか?

相手の反応はどうだったのか?

 

その相手の方はどういう人となりなのか?

担当者と同席した上司から

話を聞くのも大事ですが、

知り過ぎるのも善し悪しです。

 

勝手にこの人は○○という人と、

先入観を持ってしまい、

本質が見えなくなる恐れもあります。

 

商談当日の昼間、

担当者である彼女から、

「齋藤さん、今日の打ち合わせをしたい」と、

声が掛かりました。

 

実は、

その前日、姫路へ日帰りの出張があり、

東京へ帰って来たのも遅い時間でした。

 

声が掛かったその時間帯は、

ミーティングルームに太陽の光も

差し掛かり、その上、

若干の寝不足から、

睡魔にも襲われ、

前日の疲れが一気に出始める状態でした。

 

事前に作成した試算書を見ながら、

どのような流れで商談を進めるか?と

いう話もするのですが、

 

明らかに、

声のトーンや張りが本調子でない事は、

私のみならず担当者である彼女も

察知していました。

 

彼女が質問する事に対して、

私の反応やテンポが悪いので、

時々、「齋藤さん、大丈夫ですか?」と、

心配される有り様でした。

 

勿論、

その心配は、私への心配では無く、

彼女にしてみれば、

『私の大事な商談この人に任せて大丈夫だろうか?』

という心配でしか無かったと思います。

 

ある程度、打ち合わせが終わり、

出発する頃には出張の疲れも大分、

軽減されていたので、

商談に向かうコンディンションとしては、

問題の無い状態でした。

 

会社のビルを出て、駅に向かう途中、

何気ないやり取りから、

彼女が突然、何かの思いが溢れるばかりに、

私に話しを始めました。

 

「齋藤さん!!私、今回こそは、売りたいです!!

もう入社して、こんなに経っているのに、

一件も売れないんですよ!!

アポイントも沢山、取っているのに、

でも、売れないんですよ!!

いい加減、私も売りたいです!!

4月には、新入社員も入って来るのに!!

一件も売れていないなんて、イヤです!!」と、

もの凄い勢いで話を始めたのでした。

 

一瞬、えっ!!何が?どうしたのか?

何故、私に?と、思いました。

 

私自身も前職時代、後輩の商談に、

同行をした経験はありましたが、

それも随分前の事です。

 

いきなり振って湧いてきた

自分以外の商談の場へ向かう日、

それも2回目からの商談に私も

若干の緊張を感じていました。

 

彼女からの色々と溢れる思いを聞き、

一瞬、上司は優先順位を間違ったのか?

とさえ思いました。

 

彼女の言葉を聞き、

一気に別の緊張感が走りました。

 

思わず心の中で、

『これ、中途半端な商談では、

納得出来ないだろうな……。

それに、決めてあげられなかったら、

私、相当な責任だな……』

 

急に切羽詰まった場面においても、

私の頼みの綱はやはり

佐藤先生の著書でした。

 

具体的な答えが書いてある訳

では無いのですが、

佐藤先生の著書だったらどうなのか?と

いう意識だったと思います。

 

その結果、

彼女の思いを受け止めることは大事ですが、

そういった状況に自分自身の

感情が振り回されない。

 

という答えを自分の中で

出す事が出来ました。

 

その瞬間、瞬間、

自ら最善の答えを導き出す事が出来るのも、

『サンタ営業』の特徴なのだと思います。

 

そのように出した答えによって、

商談へ向かうまでの道中は

相手の言葉に振り回される事なく、

冷静さを保つ事が出来たのだと思います。

 

その後、

大事な商談はどうだったのでしょうか?

 

少し、長くなったので、

続きは、また、来週……。

 

最後まで、

お読み頂きありがとうございます。