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祖母について その2

いつもありがとうございます。

YSコンサルタント佐藤鮎子です。

 

本日もどうぞよろしく

お願いいたします。

 

先週は祖母の死と、

無くなる直前の祖母との

会話のやり取りについて

書かせていただきました。

 

本日はその続きです。

 

その当時の私は成功哲学の

セールスの仕事をしており、

自分だけの成功を追い求めていました。

 

その仕事が自分には合わないと思いつつ、

そう思ってしまうのは

自分の努力が足りないからだとか、

自分の出来が悪いからだとか思っており、

もっと頑張らないといけないと

自分で自分に

四六時中言い聞かせていました。

 

現状は仕事、お金、人間関係の

すべてが上手くいっておらず、

心の中は苦しくて苦しくて

たまりませんでした。

 

しかし、家族に会うときには

表面上、上手くいっていると

カッコつけていました。

 

私は大事な家族へ

心配をかけたくなかったのです。

 

だから、自分の本音は出さず、

うまくいっていると演じていました。

 

しかし、いくら私が演技しようと、

私の心の中は家族に

見透かしていたように思います。

 

今、思えば、

私の中の苦しい

疲弊したエネルギーは

一番大事な家族に

一番通じていたように思います。

 

そこを祖母は敏感に察知し、

私のために涙を流して

いたのだと思います。

 

当時の私は私だけ苦しんでいると

思っていましたが、

私の気づかぬところで家族へも、

負のエネルギーを背負い

苦しむ私の姿を見せる

という辛さを与えてしまっていたなと

思います。

 

1番心配をかけたくないと

思っていた家族に対して、

一番やりたくないことを

私は結果として

やってしまっていました。

 

祖母は以前、

私に「幸せかい?」と

聞いてきたことがあります。

 

私は内心、イラっとし

「うるさいな!幸せなわけないやろ!

こんなお金もない、

仕事もうまくいっていない

心の中はメチャクチャなのに!!

あーーー!!もっとお金があって

仕事も順調なら幸せって言えるのに!」と、

思い、ブスッとした表情で

「知らん」と答えました。

 

今、思えば祖母は

私がいくらお金持っているのかとか、

どんなキャリアを歩んでいるとか、

そういう目に見える

表面的なことではなく、

私の心の状態を気にかけて

くれていたのだと思います。

 

いろんな外的状況があれど、

「幸せかい?」の問いに対して、

どんな答えが自分の中から

湧き上がってくるのか。

 

今、もし同じ質問を祖母からされたとしたら、

私は「お陰様で幸せです。なぜなら~~」と

自然に思えます。

 

そう思える自分がいるのは

私の周りにいてくださる

たくさんに皆さんのお陰様です。

 

祖母も天国でニッコリ

笑ってくれているような気がします。

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。